NHKテレビ・ラジオで中国語講座を担当するなど、長年に渡り中国語教育に携わってきた著者が中国語の学び方を解説した書。日本人は「漢字」が理解できるため、なかなか音声としての中国語がマスターできない。著者は中国語の発音の重要性を説き、中国語の発音練習を熱心に行い、中国語をたくさん聞くことをアドバイスする。また外国語をマスターするには、ある程度お金をかける必要があると指摘。授業料を払ったり、教材を買って投資すれば、その分を取り返そうと一生懸命勉強するからだ。こうした中国語を学ぶ具体的な方法やヒントの数々は非常に参考になる。しかし最も印象に残るのは日中のコミュニケーション・ギャップに触れた最終章だ。「人に迷惑をかけてはいけない」という日本人と「お互いに迷惑をかけあうのは信頼関係の現れ」と考える中国人。この相容れぬ発想の違いは、中国語以上に日本人が中国人とつきあっていく上で難問となりそうだ。(原 智子)
内容(「MARC」データベースより)
中国語の学び方、とくに中級者向けの学習ポイント、日中異文化コミュニケーションについて、講演やNHKラジオ・テレビのテキストに書いたコラムなどから抜粋しまとめる。〈ソフトカバー〉


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